インフラをコード化したいという要望があり、数ある Infrastructure as Code ツールから何を採用するか相談しました。その相談を重ねていく中で、 SRE チームを加速させるためには「SRE チーム内で運用できるか」「リリースやデプロイをより積極的に行うために必要不可欠なコードのメンテナンス性が高いか」の2点を基準に Infrastructure as Code ツールの選定した結果、 Terraform を使うことに決めました。
Terraform 導入にあたっては、現在運用している基盤を Terraform 化するという、かなり骨が折れる作業を Topotal さんに実施してもらいました。当初は、 Terraform 導入完了まで半年くらいかかるとイメージしていました。
現在のコードの依存関係の整合性を1つずつ確認し、それを Terraform のコードにしたうえで適用・差分の削除を繰り返す……という手のかかる工程を順序立てて1つ1つクリアしながら、新たに出てきた課題についても綿密に連携してもらいました。そのおかげでわずか3カ月ほどで Terraform 導入が完了し、スピーディーさと的確さを感じることができました。
もうひとつ、 Topotal さんのすばらしいところとして挙げたいのが、常に SRE チームの内製化を考えてくれていた点です。
例えば、請け負ってもらったタスクがあると、どのように考えたのかをドキュメント化してくれたり、構成に対しての ER 図を用いて説明してくれたりと、内製化したあとのことを考えてくれました。現在、社内の SRE チームだけで Terraform を使ったインフラ構築や設定変更もスムーズに行えているのも、 Topotal さんの支援とドキュメントのおかげだと思っています。